語りは誰のため?
いらした方が時々、
お礼とともにお詫びも言うことがあります。
例えば“聴いてもらってすみません”とか、
“こんな話で申し訳ない”みたいな・・
全員の方がブログを読んでから来てもないので、
苦しい心情を話しに来ていると思うこともあるのね。
でもね・・
カウンセリングは状況説明でもなく、
それは単なる苦しい話でも相談でもありません。
人は自分のいのちの時間を生きて、
誰かを愛し・・残念ながらお別れもあります。
それはとても哀しいこと、
ただそこには愛がある故にです。
どんな言葉にも愛が宿っています。
最初は苦しく感じてもね、
愛があるから怒りや痛みを抱くのでしょう。
その言葉達は御自身の人生への語りです。
そのときは私が聞き手として存在し、
今世界に紡がれていくというだけです。
語りには聞き手が必要なのです。
人の語りは自分の人生を紡ぐ、
そして先に生き抜いた人のいのちを引き継ぐ。
そこからまた一緒に歩む時間が始まる。
ひとりだけのためなんてないのです。
自分ひとりの外に言葉を探す。
伝えようとして気付いたり、
そこからまた見つけたり・・
そうしてお互いのいのちがまた生きていく。
ずっとそこにあった四つ葉のクローバーに気付く、
そんな感覚のようだと感じます。
是非探しに来てね。
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