いつかを待つ。
どうしたらグリーフのプロセスが苦しくないか、
と質問されることがある。
もしくは、この苦しさを和らげるものは何か。。とか。
ただ一日一日を過ごすことなどとシンプルに表現したら、
あからさまにガッカリされることだろう。
「時間が経てば」
これには、大きな期待が含まれているから。
先日のブログにも書いたように、
待つのはただ待つつもりが何かを待っている。
それが苦しい自分がいる。
ここに気が付いていつかを待つのと、
当てもなくいつかを待って時間が過ぎるのとが違うこと、
この心情が異なることは伝わるだろうか?
前者の場合は、待つことが出来るようになる。
最初はしんどくても。
「必要な時間なんですね。」
そんなふうに微笑んでくれるようになる。
後者は、待つことは果てないいつかに感じてしまう。
待つことが、単なる苦しみの位置づけになる。
そして、言葉では同じ❝いつか❞も変わる。
いつか来る未来と
いつ来るか分からない❝いつか❞というように。
先が見えない❝いつか❞はしんどいからね。
誰かと一緒に❝いつか❞を待ってもいいんだよ。
2015/08/01 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 カウンセリング, グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと
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