泣いた赤鬼~本の紹介
節分ですね。
1年で1番鬼のモチーフを見る時期ですね。
そういえばYさんという友人が、
「泣いた赤鬼いいよねー。」
となにかの拍子に言ったのを思い出して。
私は読んだことはあるけど、
あまり印象強くなかったのですよね。
覚えているのに画像が浮かばないのは、
きっと鬼ものは小さい頃は怖かったのだと思うの。
なんとなくのお話しは覚えていたけど、
改めて読むことにした。
赤鬼が泣いた、
情景と意味をもう一度感じたくてみたくて。
あらすじはご存じの方が多いと思います。
人間と仲良くなりたい赤鬼と、
その赤鬼を思ってひと役買おうと言ってくれた青鬼。
仲良くなりたい気持ちと、
気が付かずに譲って手放してしまった気持ち。
手に入れたものと、
失ってしまったもの。
残った気持ちと、
受け取ったかけがえのない愛情。
途中から、
自分に残ったものと失ったものが逆転していきます。
赤鬼と青鬼のどちらもが私の内側にいて、
胸に切なさが迫ってくるお話です。
小さい頃はどう読んでいたのかな?
もっと単純に受け取っていたのかな。
こっちがいいとか、こっちはダメとか。
素直に生きたくて、
ただもっとみんなで仲良くなりたくて。
赤鬼にもなりたくて、
青鬼のようにまでも生きたくて・・・
両方がどちらも純粋な想い。
小さな頃と違ったことは、
鬼を外側でなく自分の中に合わせて読んだことでした。
2017/02/03 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, グリーフブック
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