声が生まれる~本の紹介
竹内敏晴さんの本は何故か目に留まる。
そんなことを繰り返して数冊手元にある。
が有名なのだと思います。
その中でも今日の一冊を御紹介しようと思った。
それはこのところ、
声を発するということと感情の繋がりに関心があるから。
声の表情みたいなもの。
人の声って、
言葉以外になにかを表現している。
息の強さだったり、響き方、
震えるようだったり、連動している。
それが本人より聞いている人に伝わることもある。
この本の副題は、聞く力・話す力
話す力と書くと、
仕事で話すとかそのような機会のことを連想するかもしれない。
しかしここで書かれているのは、
日常生活の中での話す力・・
力というよりその内訳の気がする。
私たちが声を生みだすとき、
自分が何をしているかを知る。
声は単なる声でなく、
身体から出る息と喉の震えと口の動き。
それは感情から発したもの。
言葉を生みだすとき、
気持ちを表せているだろうか。
気持ちを乗せることと、
相手に話しかけることが別になってはいないか。
この本を読みながら、
自分は人に寄り添うことができるかを模索する。
相手が発した声を受け取る、
自分が発する声を相手に伝える。
日常的にしている動作は、
想いをもって繋がりに変化していく。
それはいのちの表現だから。
人と関係性をもつ上で、
読んでおきたい一冊だと感じたの。
2017/05/23 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ お問い合わせ, グリーフケア, グリーフブック
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