再構成は思いだすこと。

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大切な人をなくして抱えるグリーフ、
病気でも異常でもありません。
人として当然の想いであり、反応です。
ですから私はいつも、
見つめるとか向き合うという言葉を使いますね。

今はグリーフケアは過渡期・・
というか日本語になくて数十年このまま、
のように私には感じられます。

少し理解の混乱もあるように思います。
なにかをすることのような、
ツールとか方法論のような誤解もありそうです。

あとは分かち合いの会と御自身を見つめる場も、
場の在り方は異なるのに同じように思われていそうです。
（ここはまたセミナーや講演等で聞いてください。）

話す人の世代でも変わります。

それぞれの時代の課題が違いますから。

そして私がグリーフケアで大事にしていることは、
その人が自分自身のいのちを生きること。
それによっていのちの輝きを発揮することにあります。

何故ならば大切な人から受け取ったものがあるからです。

そこに辿り着くためには、
喪失を抱えて生きていくというテーマがあります。

なくしたものは大切なものへの扉

大切な人をなくすとこれまでと同じように生きることは、
なかなかしんどいものになります。

この扉の先の人生を生きていく為に必要なのは、
再構成といわれる心のプロセスです。

再構成というと新たに作るように感じる方がいます。
が、それは大切な人と生きた人生の続きです。

喪の作業と再構成

誰にも生きるテーマと課題があります。
大切な人ともその一端を過ごしてきたのです。

自分が何を大事に生きてきたのか、
ここからいかに生きていくのか。

テーマを生きる時間は、
本来生きる人生でもあります。

是非思い出すことで、
そのエッセンスを使っていって欲しいのです。

2019年5月25日　グリーフケア～はじめの一歩

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