中東遠訪問看護師研究会研修
2016年7月2日 「グリーフケア~看取りのこころを育てるために」
というタイトルで、在宅看護を担う看護師さん57名にお話をしてきました。
中東遠という地区は、
静岡県の磐田市~御前崎市の訪問看護ステーションさんが含まれます。
看護師さんには知って欲しいことがたくさんあって・・
珍しく時間オーバーしちゃいました。
只今、その点は反省中です。
内容も盛りだくさんになっちゃうんですね。
同じ看護師さんという職業でも、
現場や対象、目的によってスライドは毎回作っています。
1回では難しいなぁ、シリーズでやれるといいのにね。
今日の項目は、
グリーフとは
喪失とは
グリーフケアとはなにか
現代の背景と問題点
看取りに寄り添う心の準備とは?
在宅の現場での課題とは?
ね、いっぱいでしょう。
そして、最後のふたつは提案でもありますね。
在宅の現場では、土地柄・文化、信仰などが大きく異なります。
こうしたら正解というシンプルさには至らない。
今日の地区でいえば、
終末期を比較的在宅に移行しやすいという特徴があります。
でも他の地域で話すときは、異なるときもある。
その中で共通認識となるものを、
現場の方と一緒に見つめていく段階だと考えています。
看取りケアの合宿もそんな試みのひとつです。
看取りという大事な時間に、
予測可能なことと不確実なことという間に一緒に過ごすこと。
この曖昧な時間と場所に立てる看護師のこころを育てる。
育てるというよりも、もうきっといいもの持っているんです。
毎日実践しているんです。
ただ自信がなかったり、ときにしんどくなるだけ。
そんなとき、誰かに手を伸ばせるような看護の場だといいですね。
そんな想いでお伝えしてきました。
ご感想はまた後日ね。
写真はワーク中、
こういう写真を出すのはきっと初めてですね。
看護師さん達の優しい空気が伝わるといいな。
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