ドラマでも、困難でも。
看護師の夜勤で、
人生の先輩と話すのは豊かな時間です。
ひとりとして同じ人生を歩む人はいない、
いつもそうお伝えしていることを実感します。
その方は青森から集団就職で出て、
そこから静岡で50年余過ごされてきたのだと。
人に歴史あり、ですね。
私はそう言うつもりが・・
ドラマがあるね、と言ってしまいました。
「ドラマなんだか、困難だか・・
知んねえけど・・」
「金も力もないからなぁ、
あったら今違ったかなぁ・・」
「情けねぇなぁ・・」
思ったような今ではなかったかな。
地元に帰りたいと思っていたのかな。
人生にはいろんなことがありますね。
記憶に刻みつくことって、
案外思うようにいかなかったこと。
その人の人生の出来事って、
唯一無二のことだからです。
そう出来事だけでなく、
いのちの存在自体がたったひとつ。
余談ながら・・
この方の娘さんはいつも心配そうに、
でも笑顔で面会していかれます。
ドラマでも、困難でも、
全てが奇跡そのものです。
人との出逢いも同じく。
人は喪失とともに、
今在るものにも気付いていきます。
遺された時間を、
優しく紡いでいけますように。
私から願いを込めて。
出逢ってくれてありがとう。
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