なくしているものは何ですか？

喪失という言葉にピンとくる方は、
人が思う以上にいるのだろうと思う。

グリーフが“遺族ケア”のように狭くなってしまった。
私はそこに留まることは残念に感じるので、
大切な人やものを失くしたときの反応と本来の意味を伝えたい。

 

その中で重要なキーワードは、“喪失”

人生における大切な人やものをなくすこと。

 

大切な人やものをなくしたことがある人？
という質問にはある程度の年齢以上の方は手を挙げる。

先日の大学の授業でも、同様だった。
年齢で計れるものでないことは明らかだと思う。

誰もが大切な人やものをなくしながら生きる。

 

そこに想いを寄せることに反論のある人はいないだろう。

 

でも、まだ誤解はたくさんある。

今日はそのひとつをお話したい。

 

 

大切な人やものをなくして・・
自分の前から消えたものは、その人やものかもしれないけど。

人がなくしたものは、そのものだけではない。

 

なくした故に、
またなくしたものがあることがある。

 

自信、自信自身、自分らしい時間や場所、
未来の時間、夢、生きる力・・

なくした人やものは取り戻せないことでもある。

 

別れは諦めきれず・・
間違いなく、とてつもなく切ないもの。

 

喪失からの贈り物

 

贈り物という言葉がまだしんどく感じる方もいるだろう。

それでも、
今の自分にとってなくしたものはなんですか？

 

驚くかもしれないけれど、
この質問は多くの方が心で呼応する。
（カウンセリングやセミナーで、
信頼関係がとれてからという条件はあるかもしれない）

 

そのくらい、
そのなくしたものは大切なものなのだ。

 

そして、まだトゲの中にあるから痛い。

 

トゲトゲの種

 

また進むために欲しいものはなんですか？

そこに必要ななくしたものはなんですか？

 

 

形を変えて、
まだ自身の中にあるかもしれないもの。

それは本当にその形でないとならないのか。

 

だから今でも探してるんだ。

自分のどっかで、
生きる光になるって知っているから。

 

 

だから諦めようとして諦められない。
諦めなくていいと知っているから。

 

 

なくしたものは何ですか？

本来の自分がもっていたものです。

 

もう一度探してみませんか？

トゲの奥に見え隠れしているもの。

 

私でよければご一緒に。