なくしたものは大切なものへの扉

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人は生きる中で喪失というテーマに当たる。

と、私は思っている。
見ない振りしようとする人もいるだろうし、
そこは時期もあるだろうと思う。

なくしたものと対峙することは、
その出来事と向き合うことと取られがち。

だから“忘れる”とか“考えたくない”なんて、
やり過ごすような言葉が使われることがある。

先送りしようとすると苦しかったり・・

同じ心境がまた巡ってくるのは、
自分にとって大事なものだからだと思う。

なくしているものは何ですか？

なくしたと思っている人や事柄の奥に、
自分自身の大事なことがある。

本当に向き合うのは出来事でなく、
自分が必要としている人生のテーマだから。

とはいえ、
私もずっと逃げてきた方で・・
しんどさなど手放したいと思いながら握りしめていた。

学びの中である日はっと、
対面するのが怖かっただけだと気付いたの。

そして・・
やっと私の中のいのちの衝動に繋がった。

在るということ。

この“在る”が本当の意味で腑に落ちるのは、
上の記事を書いてからまた2年くらい掛かっているのだけど。

なくしたものはかけがえのないものだ。

だから人は悼みも切なさも抱え、
もう代わりになるものなどないと嘆く。

私達は代わりを探して生きるのではない。

大切な人のいきざまを捉え、
ともに生きた中から大切なものを受け取る。

君たちはどう生きるか～本の紹介

持ちきれないと怖くなっても、
ポケットに入れられるようになったり。
誰かと一緒に持つこともできるようになる。

また今涙にくれる大切な誰かに笑顔を贈る。

誰かの幸せを心から願いたいと。

たったそれだけのために扉を開ける。

ivyにいらっしゃる方が教えてくれること。

ゆえ、扉を開ける手を一緒に握る。

生きる力を信じ、ともに幸せを願う。