男性の悼み

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大切な人をなくしたとき、
グリーフは誰もが抱える反応です。

表現や反応の出方は人により、
様々なのです・・
といつもお伝えしていますね。

それにより、
人とのすれ違いも生じることがあります。

特にご夫婦やカップル、
ご家族でも性差での表現の違いに戸惑うことがあります。

気持ちの単位は？

「主人はもう仕事で、
普段の生活に戻っているみたいで・・」
とか、私もよくこんな訴えを聞いているものです。

グリーフでも性差は表れるといわれています。

先の訴えを例にとれば、
仕事に戻ると胸の痛みの軽減はイコールではないでしょう。

それでも、
女性からみると違いを感じる出来事になったりします。

出来事は単なるきっかけで・・

「寂しいね。」
「悲しいね。」

このひと言をともに言えていない、
ということもありますね。

男性は人前で泣くことをよしとしない、
そんな方が多いのと思うのです。

大抵、
そう育てられてきているし。

話さないのではなく、
話すと泣いちゃうからかもね。

男性のグリーフという概念で、
取り違えないでおきたいこと。

グリーフに性差はあると言われていますが、
男女差が分かれている訳ではありません。

男女で違いがあるから、
分かり合えないということとも異なります。

分かり合えない理由にするのではなく、
上手く表現できないとき理解する要素にして欲しいのです。

愛の形はそれぞれなので。

そしてivyで号泣するのは男性の方かな・・
女性は私とお話してるよね。

男性は日常の中に泣く場がない。

言葉で表すことを多くしていない。

男性の方が言葉がでずに、
嗚咽や涙で表現されるのかもしれません。

安全な場があれば、
男性も泣くことができます。

そこまで泣いてしまうから、
ご家庭内やご友人の前では泣けないと思うのかも。

いっそ、涙の方が多くを語ります。
泣いちゃってください。
その方がご家族にも伝わります。

カウンセリングを始めてから、
思い始めたひとつです。

今日これを書いた本題はね、
違うってことじゃないよ。

お互い切なく、
胸が痛いねってこと。

忘れないで毎日を過ごしてね。

違いにしんどさを感じたら、おいで。

声にしたら気付くこともあるから。