情報と繋がり

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現代の問題と課題のひとつ、
様々な分野が縦割りなことと思います。

例えばグリーフのことも、
学者さんで研究している人とか・・
葬儀屋さんとか・・
行政とか、法曹界とか。
（政治と宗教の問題は別として、
概念を共有しているかってことね。）

死別に関わる人がグリーフのことで、
同じ見解で動いていることは少ないですよね。

人が亡くなる場所もそのうちのひとつ、
その後関わる職種と繋がっていることは少ない。

「どうして病院でグリーフケアのこと、
教えてくれないんですか？」

「教えてくれたら、
ずっとひとりで泣いていなくて良かったのに。」

これは数年前に来てくれた方が言ってたの。

ありがとう、出逢ってくれて。

大切な人をなくして、
胸の痛みを抱えるとき・・
誰かが手を伸ばせる社会がいいな。

グリーフケアという形でなくとも。

ただ今はこれだけの情報社会、
グリーフと検索してそこから繋がることもある。

三寒四温

インターネットは便利ですが、
この膨大な情報の海から自分に合った欠片を探すのが大変。

もう古くなった情報もたくさんですし。

だから正確な情報と、
柔らかな繋がりを提供できる仕組みが社会に欲しい。

病院で何か働き掛けてくれることもいい。

けれどしんどくて病院に足を運べない人もいる。

病院を離れたときでも、
手を伸ばせる何かと何処かがあるといいな。

情報と繋がりは答にはならない。

単なる手段だけど、
その行く先を照らす何かを育てていく。

誰もが優しさで繋がっていく。

そんな社会がいい。

って、話したシンポジウムは・・
立場が違う人の中で伝わるかと緊張したぁ。