預かりのいのち
小さな頃からへなちょこだった私は、
得意なんて言葉から遠い感覚で育ってきた。
幼稚園のときには既に、
何をやっても上手くない自分に疲れてた。
やりたいことや好きなこともなくて・・
五体満足で、丈夫なことも、
それが申し訳ないくらいだった。
だからだろうか・・
自分の人生が自分のもので、
私が生きていくのだという感覚もなかった。
(実際は私が生きているのだけど)
看護師になったのも、
せめて何かの役に立たないと・・
みたいな贖罪の気持ちに近かった。
いのちの現場では人の力の無力さに凹んだし、
生命はコントロール出来ないことも知った。
それでも生命への畏怖と、
いのちへの敬意と尊重に心魅かれた。
そうしたら・・
あまりに気が付くのが遅かったが、
いのちからのメッセージがあった。
何か大きなものから預かっていることに。
生命という単なる時間でも、
この時間に課せられた役目だけでもなくて、
いのちというもっと大きなもの。
私達が役割を果たしたいのは、
ハーモニーを奏でるため。
大切な人に愛を伝えて、
互いに響かせていく。
いのちを受け取って、
返す前の間にやると決めてきたこと。
預かりだけど決めたのは自分だから。
大切な人からも受け取っていくことも。
2019/07/26 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる お問い合わせ, カウンセリング, グリーフケア, グリーフケア~はじめの一歩, セミナー, 予期悲嘆, 再構成, 気付く, 看取り, 自分の在り方
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