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自分ってなんだろう~本の紹介

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自分というのがテーマでもあります。
というか、いのちと自分かな。
小さい頃からずっと持ってる宿題みたいな感じ。

 

私は小さい頃から得意なこととかなくて、
ずいぶん生きづらいもんだと思っていました。
(この言語化は大人になってからですが)

どうして生まれてきちゃったのだろうかと、
幼稚園の頃は真剣に思っていました。

 

以前もこんな本をご紹介しましたね。

 

じぶん・この不思議な存在

 

人生を生きる中で思いがけぬ喪失や、
大切な人を失うということに向き合うとき・・
自分の人生はなんなんだろうという想いを持つこともあります。

 

その想いは派生して、
自分というものを見つめることになるからです。

 

大切な人やものと自分という双方の関係は、
切っても切れぬ関係である訳です。

 

 

それをかけがえのないと表現します。
かけがえ、と私は平仮名で書くことを好んでいますが、
掛け替えと漢字では表記します。
他に取り換えのきかないという意味です。

 

 

この本は、
子どもだって哲学というシリーズの2冊目です。

 

 

見つけたときは、こどもの頃出逢えていたら・・
と心の底から思いました。

 

こどもの頃、
親に聞いても解決しなかったテーマが揃い踏みです。
それは答えのないテーマでもあるから、
うちの両親だけが答えられなかったのではないともう分かりますが。

 

 

この本の「わたし」って何だろうという章の中に、
「かけがえのなさ」と「喪のしごと」という項があります。

はじめは、こども向けの書籍に
「喪のしごと」というタイトルがあることに驚きました。

 

須藤訓任(すどうのりひで)さんという哲学者の方が書かれています。
私はこの方の文章が好きです。

単なる悲しいとか、寂しいを扱っているのでないことは、
こどもでも大切な人やものを失う、
グリーフの反応が大事なのだと安心するのだと思います。

 

こどもにとっても自分の大事な想いなのだと、
また大人がそれを認めてくれたということは心を育てます。

 

大人になって思うのは、
あの頃正面からこの疑問というか違和感に向き合ってくれる大人がいたら・・
そんな想いです。

大人になっても同じよね。

 

自分との対話をするのに難しい本ばかりと思う方、
このシリーズは充分おススメです。

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