看取りケア応援団
看取りケア合宿セミナーが無事に終わりました。
ご感想もまだUPしていないのですが、
先に書いておきたいことがあって。。是非、読んでください。
今回のセミナーは合宿形式にしました。
内容が盛りだくさんということもありましたが、
何より自然の中で生と死というテーマに触れたかったこと。
また、答えのでない問いも多くあります。
日常と大きなものとを結びつけるのは、
空や海のエネルギーというか力も活用させて頂こうと思って。
その反面、
おこさまがいる方は出かけにくいという面もあります。
正直、悩みもしました。それでも私は合宿という形で、
来てくださる方とじっくり向き合いたいと思いました。
そんな合宿の中で、
参加された方が小学校中学年の息子さんの
こんな言葉をお話してくれました。
「こどもに、泊まりで研修にいきたいって話したら。。
❝お母さんは誰かを助けたいって思っていて、スゴイと思う。
看護師さんになろうと思ったのが、スゴイよ。
だから、勉強に行ってきて。❞って。
そう言って、送りだしてくれました。
背中をさすりながら、
言ってきておかしくなっちゃったけど。」
「それでお母さんは、
きちんと勉強したいんだって言えました。」
「娘も前日はぐずぐずしてたけど。。
出かけるときは外まででて大きく手を振ってくれました。
❝いってらっしゃーい❞って。」
このエピソードを受けて、私も大きなものを受け取りました。
子育ても家のことや介護もしながら、
でも職場では目の前のいのちにも向き合う看護師さん。
日本全国にたくさんいらっしゃると思います。
日常のことを頑張りながら、
職場ではいのちという大きなテーマに思い悩む。。
看取りケアはそんな看護師さん達が、
いつまでも笑顔で患者さんと接する現場に向かう場でありたい。
その後ろには、こんなふうな応援団がたくさんいますはず。
ご家族や友人の皆様とかね。
その輝く看護師さんの姿は、
周りの方へも伝わっていくことでしょう。
この方もまた今回の成長をとびきりの笑顔に変えて、
尚一層、息子さんの自慢のお母さんとなっていくのだと思います。
この方がじっくり看取りと向き合ったご感想は後日。。
たくさんの視点に気づき、大きく成長されていきました。
このブログには書かないけれど、
優しく人間味のあるご主人のお話も聞けました。
そんな話がゆっくりできたのも、合宿だからだと感じました。
快く、送りだしてくださったご家族に私からも感謝を込めて。
これからもずっと応援していますよ。
2016/06/08 | グリーフとの向き合い方, セミナー グリーフケア, セミナー, 看取り
関連記事
-
2022年 夏至の余白
日常の中にある大切なこと、 人生には気が付くタイミングがあります。 ...
-
2021年10月 グリーフケア~はじめの一歩 ご感想
ブログを毎日にしなくなって、 めっきりご感想等も遅れてしまいすみませ...
-
2021年12月10日 インナーチャイルド・ワークショップ
年2回の機会、ワークショップのご案内です。 インナーチャイルド・ワー...
新着記事
-
2022年 夏至の余白
日常の中にある大切なこと、 人生には気が付くタイミングがあります。 ...
-
2021年10月 グリーフケア~はじめの一歩 ご感想
ブログを毎日にしなくなって、 めっきりご感想等も遅れてしまいすみませ...
PREV : 喪失とともに生きる 書評 なーやんさん
NEXT : 2016年6月 看取りケア合宿 ご感想1