現実はいつも対話から生まれる~本の紹介
日本語タイトルインパクトありますね。
元々はEnterting the Dialogue
対話に入るということ、こっちも好きです。
やっと日本語訳が・・
というのも同作者の書籍を読もうとして、
早数年読めず。
これまで日本で刊行されていたのは、
専門書と言うか学術書だったからです。
社会構成主義という分野があります。
グリーフの分野のベースでもあり、
(ニーメイヤー先生は特に、かな)
分かりやすい本があればいいなと思っていました。
いつもお伝えすることの核となる、
再構成・ナラティブという部分です。
社会構成主義でもいろいろな学者さんがいます。
作者のケネス・ガーデンは、
従来の社会構成主義に新しい意味をもたらした人と言われています。
私達が現実と言っているものは、
社会的に構成されたもの。
かといって幻想というのではなく、
人は対話を通して意味を創っていく。
「言葉が世界を創造する」
これはシンプルでもあり、
奥深い人生への示唆だと感じます。
確かに私達はどこか決めてかかったり、
知らないのに知っているように生きています。
目の前のことで余裕がなくなり、
何を生みだしているかや何のためにが抜け落ちることもあります。
だから意識的であることが大事。
対話や関係性とは自分にとってどんなことか?
どうにもならないと感じるときほど、
手に取って欲しい一冊です。
特にP.82~とP.91は対人関係や、
グリーフケアを捉える方は是非お手元に。
昨日の記事の流れで紹介しておこうと思って。
私も後半はもう少し読み込みます。
シリーズセミナーには大分反映しておりますが、
もっと伝えられると思われます☆
2018/09/25 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ
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