死生観を育む。
静岡大学でやっている学際科目で、
「喪失とともに生きる~対話する死生学」
そう・・
が、教科書となっております。
学生向けの本ではありません。
一般の方も読めるものをと作りました。
が、
学生たちは素晴らしい感性を表してくれます。
以前の少し書いたことがあります。
上の記事などは、
瑞々しい感性が授業中によく現れています。
大人の皆様にも是非ご一読頂きたい。
今週は第4章を扱いました。
そこで出てきたテーマは、
❝老い❞と❝死生観❞です。
❝死生観を育むこと❞
この観点っていいなぁと思います。
案外大人に話すと、
「難しいねぇ・・」「よく分からない」
そんな返答を頂きます。
学生の方が柔軟さがあるのかな?
まだ遠いという感覚ゆえに、
自分の痛みが走らないこともあるかもしれません。
今日の中でいいなぁと思った発言は、
「いつも映画や本をぼやっと見ている。
視点を持ったら気付くのではないか。
この授業のように。」
「既に持っていて、
受け止め直していくのでは。」
「細やかにみていくことが適応なのでは。」
こんな類のことです。
若いから分からないとか、遠いでもない。
自分のこととして捉えようという気持ちがあるね。
でね、最後の方で出た意見。
「それができるように、今出来ることを、
今の自分に見合ったことをする。」
まさに死生観を育んでくれているなぁと。
私はじーんとしました。
今ある等身大の自分で、育んでいく。
受け取ったそのいのちに、
呼応できる自分へと適応していく。
出逢いと人に助けられ、
人はいつまでも成長するものです。
ここからの君たちにエールを送ります。
2017/11/29 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 気付く
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