柔らかな強さで。
大切な人をなくしたとき、
自分てこんなに弱かったんだって思うかもしれません。
強くいなくちゃって、思うかもしれません。
でも、強いってどんなふうにいることだろう。
大切な人を失って、泣かないことは強いですか?
つらい、悲しい、苦しいを言わないことは強いですか?
無理に笑顔でいることが望みでしょうか。
大切な人をなくした反応であるグリーフは、
人間として当然の反応なんです。
その反応を表現することは自然なこと、
表現しないことが強いとなったのはどうしてでしょうね。
いつも少し心配になります。
私達のいのちは限りあるものです。
そこを見つめる切なさは確かにありますね。
いのちを見つめるとき、人はいろんなことを感じます。
その心の機微や繊細さは、弱さではありません。
攻撃しないと保てないのはどんな自分ですか?
守りたいからと攻撃しないこと。
留まることが出来ること。
本当はそんな穏やかなしなやかさが欲しいのではないでしょうか。
強さは逃げず、しなやかに。
自分のしなやかを育てていくこと。
戦わない強さの先には、綺麗な実がなるような気がして。
そんな自分で在りたいように思います。
2016/08/25 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 気付く, 看取り
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