本から何を受け取りますか?
読書とひと言で表しますが、
その中身は人により違うのだと思います。
動作は同じですよ。
手で本を持って、読む。
中身って内容でもなくて・・
自分の中身で何をしているか、
ということです。
本によって変わることもあるかもしれません。
例えば・・事実をしったり、
知識として仕入れること。
物事の判断基準を作るために読むとか、
誰かの考え方や主張を知ること。
それを活用して自分を育てるためのこともあるね。
ときにファンタジーなど、
別世界に夢を投じるようなこともあります。
(大抵どんな本でも教えや学びはあるとして。)
何にせよ、私たちは共感したり、
出来ないときはその理由を自分に問うのです。
それは著者への賛同や批判に留まらず、
作品との自己との対話です。
自分の枠を知ったり、
未知の考え方を捉えていく。
自分と他者の価値観を照らし合わせる。
それにより、自己を創造していく。
これが中身かなと思います。
大切な人をなくしたとき、
今までの価値観や経験が意味をもたないように感じます。
自分の考えが及ばないような心境になります。
ただ、人はそれを不安に感じます。
グリーフで言われる、
コントロール感の喪失です。
そんなときは新しい価値観が必要になります。
上の記事にも、
読書はこころの蕾だからと書きました。
本から受け取るものは、
自分自身の創造の過程なのだと思います。
今のこころの蕾と未来への種を受け取って、
こころと自分との対話を歩んでいけますように。
2017/05/10 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ グリーフケア, グリーフブック, 気付く
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