時間という宝物
大事なものを人は持っているとお話しすると、
ついつい人はあるものとないものに想いを巡らせるものです。
それで人と自分を比べたりもします。
私もいじけると未だありますよ。
人ってそんな生き物かもしれませんが。
そのとき、ふと気付くのは・・
私にはその時点ではまだいのちがあるということです。
いのちがあるということは、
毎日つい当たり前になってしまって。
何かの危機に瀕しないと気が付かないことのようです。
では、もう少し日常に落とし込んでみましょう。
いのちがあるということは、
時間をもっているということです。
時間は貴重と知っていますが・・
気が付かずに、すっと過ぎていることもあります。
誰も残りがどのくらいかを知ることはないからです。
それは使い方の問題ではなくて、
誰にでも与えられたいのちの時間という捉え方です。
先に持っていると書きましたが、
自分の所有しているものと思っているのかもしれません。
時間は与えられて、頂いているものです。
そう思うと、
とても貴重という意味が伝わるでしょうか?
この時間は今なんのためにあるでしょう。
先の自分にどのように使われていくでしょう。
これまでに頂いた時間は、
今どう使われているでしょうか。
誰かの何かのために使われたでしょうか。
時間は誰にでも平等に与えられています。
平等という意味は、同じでなくて・・
いつまでか分からないということが平等。
自分が頂いたいのちの時間・・
ご存知と思いますが、いつまでもはないのです。
時間は無限のようで、自分のいのちは有限です。
自分に使う時間、誰かと過ごす時間、
まだお会いしていない誰かのお役に立てるための時間。
先に生き抜いていった人も、
そんな想いで時間を紡いでくれていたのではないだろうか。
いつかは・・そう先送りするよりも、
今というこのときを見つめてみたいものです。
大切な人が残してくれた今です。
今という一瞬の宝物、どう使いますか?
2016/09/12 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ グリーフケア, セミナー, 気付く
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