尊厳について改めて。
尊厳てなんだろう?と初心に帰りつつの最近です。
特に私が思うのは、医療現場で対する人の尊厳ね。
尊厳とは、
『とうとく、おごそかで、おかしがたいこと』
と辞書等には書かれています。
医療や介護の現場では、
尊厳を守る・支えるという言葉が使われます。
あれ?少し不思議ですね。
人に守られたりするものなのでしょうか。
侵されることがあるということ?
ね、当然のように使われているけれど。。
既に前提がその人から、
他人に権利が移るように捉えられていないだろうか。
御自身に元からあるもの、
そのままを認めるものということが離れていっています。
それでも他人が関わるので、
この尊厳という概念は大切になるのでしょうね。
現実的に守られているかを考えるのは、
病状とか医療の事情とか倫理面とか。
はたまた家族の事情とかあって難しいのですが。。
そこへの向き合い方が重要だと思うんだよね。
ivyには医療の現場で傷ついて方もみえることがある。
この時点で、既にヒエラルキーがあるでしょう。
本人や家族から医療者に、
言いたいことを伝えるのには壁がある。
医療の知識とか理解とか、相性とか。
その壁が大きいと、尊厳て遠くなっている気がする。
フラットというか、
お互い人としての視点がまず重要だと感じます。
その人がその人らしく、
いい言葉だけど。。そこを見つめるのって本気さが必要。
すごく想いが残る、もっと~出来たんじゃない?
でも仕方なかったよね。。
ってよくある着地点は一見理に適っているようで、
実は知ってるんじゃないかな。。悔しいような想いがあること。
お互いに人との間にすれ違いがあったかもしれないって。
本気出せなかったかもしれないって。
そうじゃない、その人らしかったよね。
。。ただそう感じられて、ありがとうって出逢いに感謝したい。
何よりそれが伝われば、ご家族にも伝わる。
みんなで精一杯見守れたこと。
尊厳を守るということ、その人を尊重するということ。
そんな時間を、創る現場にしたいだけなんだ。
そういうことを一緒に考えてくれる人を探しているの。
2016/05/03 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ グリーフケア, 看取り, 看護
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