寄り添うって難しいの?
少しの間このテーマを元に、
記事を綴っていきます。
以前お知らせしたように、
学会でシンポジストとして登壇しましてね。
❝なぜ「寄り添う」が難しいのか❞
についてお話したのですが・・
なにせ15分では足りない大きなテーマです。
このブログで補足をしていこうと思いついた訳です。
どのくらいの方が見てくださるのかは分かりません。
でも少しでもお役に立てればと考えました。
いつも読んでくださる方の中にも看護師さんや、
医療関係の方もいらっしゃいます。
ご家族として病院に関わった方もいらっしゃいます。
どなたにも繋がるテーマかとも思います。
少しの間お付き合いください。
さて、寄り添うって難しいですか?
私は難しいというより、
現場ではしんどいことだと感じていました。
学会でもお話した通り、
答えも明確なエビデンスもない。
データーのような数値化もできない。
そこに自分で勝手にまだ自分の勉強や努力が足りないからだと、
理由をつけてがんがらじめにしてきていたのです。
そりゃ、しんどい訳です。
自分のグリーフをケアして気が付いたこと、
私は私のことしか考えていなかった・・
言いすぎかもしれないけれど、
自分の問題で精いっぱいだったのです。
寄り添うを解体すると、
気付く・感じる・受け取る・共有する・教えてもらう
そんなことをしているのだと思います。
これをするには、人の痛みに向き合います。
私は引き受けることが、
耐えるに近い感覚と間違えてきていました。
そこにある目の前の人の痛みはもちろん、
それを受ける自分の感覚を見てこなかったと気付いたの。
痛みを回避して逃げようとしていて、
引き受けるとは逆の方向に走っていたのだと思います。
出来ない自分は駄目なのだという恐怖から、
当時は逃げていたかったのかもしれません。
まだ痛みも寄り添いも何もみていなかったのに。
出来ないと駄目はイコールじゃないんだ。
その中で見えてくるものがある。
自分に向き合ってみることも大事だと知ってね。
看護師として、
出来ない自分と思うとき、そこに何があるのか・・
見つめてみよう。
ここがまず一歩です。
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