守秘義務にある想い

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守秘義務って一般的な言葉かな？
看護師ですと当然の職務なのです。

守秘義務というのは職務上知り得た情報を、
外部に漏らさない義務のことを言います。
職業によって法律で課されているものと、
会社の規則等で謳われているものとあると思います。

こう書くと現代社会の情報管理のようにも感じますが、
看護師の場合これは受け継がれてきているのです。

ナイチンゲール誓詞というものがあります。

正確にいうとナイチンゲールが作ったものではなく、
1893年にアメリカで作られたものです。
ナイチンゲールの教えを基に、
看護師の心構えというか規範のようなもの。

その中にこんな一説があります。

『わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。』

誓詞とあるように戴帽式や卒業式で、
誓いの言葉のように使われています。

看護師だったら誰でも知っていて、
一度は暗記した想い出もあることでしょう。

そして志を再確認する言葉でもあります。
単なる決まりとか、そうすることではありません。

関心のある方は全文を検索してみてください。

病めるときや人・家族には深刻なこと、
ここへの想いを持つことがどれだけ大事か。
そう伝え継がれてきたことだと私は感じます。

内緒と秘密の行方

グリーフでも同じ、
誰にも言えない気持ちや憚る言葉があります。

誰にも言えない気持ち。

でも・・とても大事なんです。
そこに想いが詰まっているから。

だから聴く側も大事に感じています。

医療や相談の世界では当然のこと、
でも身を置いてないと不安を感じる方もいらっしゃることでしょう。

どうぞ相談するときは、
守秘義務というものにある想いも感じて・・
安心していらしてくださいね。

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てふてふさんによる写真ACからの写真