“学ぶ”は行く先があること。
ivyでもセミナーという形で、
喪失のときの反応であるグリーフについてお話します。
大切な人をなくした方でも、
周囲の方でも、医療者でも区分けなくしたいなと思っていて。
だから誰向けとか、
死別後○○とかの制限はしないでいたいと決めています。
それは学ぶというそのことを知るということは、
答えを出すこととは異なると思うからです。
数学や科学やデーター・計算で答えがでることではない。
文法のように正解があることとも違う。
グリーフという反応はその人それぞれで、
人の人生はまた様々なのです。
なにより、人ってみんな違う人。
そこに正解という答は導き出されない、
そう思っています。
そういうと、「そうなら、いいや・・」と仰る方もいます。
人は答が欲しくなるのですよね。
ならば、正解がないことは不要でしょうか?
生きる中で正解と間違いなく思えることの方が数少ないでしょう。
で、知ることがとても大事なことになってきます。
知ることで気付くことがあるからです。
知ったつもりになっていると、
見逃していることにも気が付かないから。
青い鳥はそこにいるのに見えていない童話の物語のように。
掛けているつもりのない色眼鏡だったり。
無自覚に自分が信じきって人は生きているものです。
学ぶということは知識や答えを知ることだけでなく、
気付きを得ることです。
そこからまた選ぶことや自分自身に繋がっていくということ。
そのために地図や行く先や準備がいるじゃない。
だから出発前に学ぶって選択肢もあると思う。
“学ぶ”には正解のないこともある、
でも誰にでもその人なりの行き先はあると信じています。
よかったら、ご一緒に。
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