大事の隙間を埋めるもの。
大切な人をなくしたときの反応をグリーフといいます。
それを話すと“大事ですね”と言われます。
でも・・その後に起こるのは何かの区分けです。
「自分は経験もなくて・・」
「僕には遠いことなので」
「医療者がやってくれるといいですよね。」
「知らないものですから。」
誰でも大切な人はなくすのに・・
何が違うのだろう、ずっとそう感じてきました。
お気持ちは分かるのです。
きっと、そこには死への怖さがあったり。
喪失ということを避けたいとかの想いがあったり。
そんな背景があるのではないかと思うのです。
それでも私たちは誰もが有限のいのちの時間を生き、
出逢いと別れを繰り返しながら生きていくのです。
喪失は特殊でもネガティブでもなく、
誰にとってもとても大事なことです。
なのに、なかなか寄り添えない気持ちがある・・
この隙間を埋めていくものはなんでしょう。
そんなことを医療現場の方にお話しています。
あ、上の記事よりはもう少し現場向きなことをお話します。
何より・・
“グリーフは死別だけでない”
“死別後のことでない”
そう知って頂けば、
人は気付くし・・そこから進んでいくと信じているのです。
だって、人は誰かに寄り添って欲しい。
寄り添いたいと心の底で望んでいる。
そこは揺るぎない真実だと感じているからです。
その可能性に生きていきたいもの。
私は隙間を埋めるものは、
この可能性に立てる学びがあることかと思っています。
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