周りにはいません、という認識
「私の周りには、そういう(この場合グリーフのこと)方はいません。」
そう仰る方がいます。
本当にそうでしょうか?
私は、このお仕事上何人ものグリーフを抱えた方にお会いします。
そりゃ、浅原さんはねって思った方へ。
クライアント様ではなくてもですよ。
お仕事で名刺交換をして、
初めましてって方でも少しお話ししていくと
「実は。。」と言われることが何度もあります。
大切な方をなくされている方は、いらっしゃるのです。
日常生活の中では言わないだけです。
人は安心と安全が揃えば、お話しをして下さるのだということ。
安心→話してもよい場面や相手がある。
安全→話した自分の安全、先に逝かれたた方の尊厳
ときに、他の人に伝わらないことがある。
そのふたつは私がお話しを聞く基本です。
私はこのお仕事を始めて、改めて確信したこと。
大丈夫と感じたら、人は話すことが出来ます。
少しそれますが
“心配掛けたくないから言わない”ってこともあります。
あなたが安全ではないということではありませんので、
誤解なさらずにね。
本題に戻ります。
人は誰でもお別れを経験しながら生きて行きます。
お別れのない人生など送る人はいらっしゃいません。
ただ、早いか遅いかや
予期していたか、していなかったか。。
そういう違いはありますが。
事実、私が出会う方々も
一見明るく幸せに生活してらっしゃる方にみえますよ。
でも、いろいろな出会いや別れを経験して生きています。
だから、「そういう方は周りにいません。」
その認識は、どこからきたものか考えて見て下さい。
周りではなく、あなたの中にあるものではありませんか?
2013/10/15 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ ご家族の対応, グリーフケア
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