仲良しだから、いいんだよ。

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看護師の夜勤バイトの夜中、トイレ介助していたら。。
その方が急に目の前でしゃがんでいる私の顔を見てこう言った。

「あんた、うちの系統とは違うね。」

どうも顔のことらしい。

「うちの子じゃないね。拾ってきちゃっただねぇ。」

確かに、その方と私の系統は全く違う。
というか、そもそも御家族と間違われているところから違う。。

あまりに真剣に言われるので否定するのもと思い、
つい聞いてみた。

えー、じゃあ私のお母さんは誰か分かんないの？
困った、どうしようって。

そうしたらねぇ。。

「しょうがないよ、分かんないんだから。」

「いいよ。うちの子でいれば。」

そんな・・そんなんでいいの？？

「いいんだよ、仲良しなんだから。」

そうかもねぇ、
昔は自分のこどもでなくても育てたりしていたんですよね。

「ずっと仲良しでいようねぇ。」って笑ってくれた。

なんかねぇ、
そう言われたら何故かこみあげてくるものがありました。

血縁も大事だけど自分を大事に思ってもらうことって大事なんですよね。

この方も今は認知が進んでおりますが、
ご家族思いの方でした。

お湯沸いた？

愛を伝えるという役割

もう少し元気な頃はこの方も、
家族の心配をしてよくこんな風に起きてきたっけ。

そんなことを思い出しながら、
以前書いた自分の記事を想い出したりして。

里親という選択肢

人の出逢いって、本当に不思議なことだと思う。
ご縁のある人から受け取るもの、それを紡いでまた誰かにまた渡す。

そこには計り切れない愛があって。

自分のこころの安全基地が作られていく。

生きていてもいいんだなぁって、感じられる。

人はその縁という愛を信じるとき、
自分の愛も認められていくのでしょう。

そこから受け取り、また流れ、愛が溢れていく。

また生きていく。