人はずっと成長する。
私は看護師として医療の世界にいたから、
老いや身体が動けない人からも多くのことを学んだ。
だから、いわゆる・・
健常でないことや数が少ないことが、
マイノリティと扱われることが悲しい。
寝たきりの人は尊厳を脅かされているのか、
老いたら人の価値は下がるのか・・
そうならそれは本人でなく周りからだ。
確かに不自由さや、
今の社会の構造に合っていないことは出てくる。
でもそれはまた変えていけるということなのに。
規格外のように扱われるのは社会が追いついていない。
大切な人をなくすことも、
似たような構造のことがある。
可哀想、不幸など残念ながら、
本人以外からのレッテルを貼られることもある。
大切な人をなくしたことより、
憐れまれたことがショックだった・・
そう話してくれた方もいた。
人はともに学び、
支え合える存在である限り、
お互いに成長していくのだから。
本人には生きる意味があって、
今日も成長を続けている。
目には見えづらいだけなのかもしれない。
人は生産性や効率で生きていくのではない。
動けなくなった分、伝えづらくなった分、
人とは異なる体験だったことも・・
世の悲しいといわれる出来事は大事な事で、
優しさや豊かさや柔らかさを私達に伝えてくれる。
人それぞれの役割を果たして、
いのちの輝きを伝えていくんだ。
人はずっと成長する。
どんなこともからも学んでいく。
大切な人から受け取ったことを胸に抱えて、
いのちの輝きを照らし合いながら。
そのために出逢った、そしてまた出逢いがある。
2017/03/29 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 カウンセリング, グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
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