パリでメシを食う。-本の紹介
作者の川内有緒さんの書いたある文章を見て、
興味が湧いて・・ご著書を検索したんです。
❝メシを食う❞しかもパリなんでご飯の本?て誤解したけど。
旅行でも、ご飯でもありません。
メシを食うは比喩で、生活してる・生きているという意味合い。
このブログには使えるかを決めもなく、
趣味的にでもと購入しました。
結果からいうと、すごく素敵な内容でした。
パリで生活する日本人の方を紹介されているのですが、
人の紹介という言葉は私が分かりよいように使っただけ。
私もいつもお伝えしているように、
誰ひとり同じ人生の人はいない・・そこに生きる姿がある。
そんな人の生きる姿が描かれています。
❝パリで暮らしている❞なんて聞くと、
特別な人とか選ばれた人なのかなとか思っちゃいません?
私がパリに思い入れがあるからかもしれませんが・・。
この本を読むと、同じ人間なんだなと思えて。
そこから勇気をもらったり、ホロッときたりします。
愛すべき人達になっちゃうな。
会うことはない人なのかもしれないけど。
このブログを読んでいる方で、
グリーフの渦中の方はまだ他の方の生き方に目がいかないこともある。
大切な人をなくして、
違う生き方など意味がないと思うこともあるでしょう。
それだけの悼みを今は感じているものね。
当然のこころの反応なんです。
私達は生きる中で、大切な人やものを失い・・
またその人が遺した縁や新しいことに出逢い・・
そこから見えたものに気づき、生きていきます。
もし、誰もが生きる過程に立っているという視点を持ったら。。
ここからの岐路に異なる選択肢が見えるのかもしれない。
あの人の生きた姿もまた違う視点で追えるかもしれない。
同じ地球の上にいる。
それだけで・・
この本を読みながら、
私もここにいてなんとかやってるよ・・
なんて呟いてしまう自分がいます。
2016/07/22 | グリーフとの向き合い方 グリーフケア, グリーフブック
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