サードプレイス
昨今、サードプレイスというものが流行りだそうな。
もともとの意味は、自宅・職場から隔離された居場所。
例えば、カフェとか公園とか。
そこで日常とは異なる人と接して、
新しい何かを創造的に生み出す場所ということらしい。
だが最近の流行は、このサードプレイスをお1人様で過ごす。
自分のための時間や空間に活用するらしい。
日常ではできない体験とかゆっくりする時間とかね。
これはよくあるご褒美的なことでなく、
もともとの何かを生み出すということの必要なものということらしい。
2016年までの不確実性が大きかった世の中を感じて、
ここがこれまでと変わってきているのだろうと思う。
人の第一の欲求は安全。
日常に紛れたり、世情が不安定になると、
安定を求めたくなるのは本能にも近いだろう。
大切な人をなくすことで起こるグリーフの反応も、
初めは自分が想いに翻弄される怖さを感じる。
大切な人がいないという事実と、
自分の安全基地をなくしたという位置でコンロトール不能になるから。
グリーフカウンセリングはこのような中で、
安全を取り戻すことに関与しているという役割もある。
悩み相談と思っている人は来ない。
(グリーフケアは悩み相談でもない。)
友達や家族が話しを聞いてくれるけど、
話づらいことや言えないこと。
何より心配掛けたくないという気持ち。
そんな想いを開放していく。
そのためにivyを活用される方が多いこの頃、
それもサードプレイスのひとつに感じる。
私がグリーフケアをどうしたいとかと、
またそこは違ってもいいのです。
それぞれが好きな活用をすればいいと思うのですよ。
ここがゴールでもない、
大事なのは想いを開放して必要以上の痛みから解放されること。
今ひとりでしんどいときは、心のサードプレイスを設定したらいい。
それはあなたの小さな花になって、
心に反映されていく。形作られていくんだ。
2017/01/07 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
関連記事
-
ミッション・セッション11
あら、ゾロ目・・ 縁起いい気がしますね。 この日のセッションも流れ...
-
陰極まり、陽となる。
冬至を過ぎ、心なしか陽がオレンジに見えます。 ここから陽が長くなって...
新着記事
-
2022年 夏至の余白
日常の中にある大切なこと、 人生には気が付くタイミングがあります。 ...
-
2021年10月 グリーフケア~はじめの一歩 ご感想
ブログを毎日にしなくなって、 めっきりご感想等も遅れてしまいすみませ...