グリーフに想いを寄せて。
2013年にグリーフカウンセリングivyを初めて以来、
想いは変わっていないのです。
ひとつは・・
グリーフを知って欲しいなということ。
大切な人をなくしたときの反応をグリーフといいます・・
そうお伝えすることが多いのですが、
“早く元気になるといいですよね”とか、
“苦しい人のために頑張ってくださいね”
などとお声を掛けて頂くことがあります。
大切な人やものをなくすことは、
誰の胸にも痛みが走るものですから、
どなたの言葉も思いやりなのです。
ただグリーフは病気でも異常でもありません。
治したり、正したりすることではありません。
人にとって当然の反応なのです。
だから境界線は引かないで欲しい。
これが私が伝えたいこと。
グリーフを抱えることに想いを寄せて欲しいな、
そんな気持ちでいます。
あと先日も書いたように、
グリーフケアにはいろいろな形があります。
関わるのは人だけでなく、
一冊の本かもしれないし、音楽だったりします。
それぞれの人生が違うように、
救いになることも様々なのだと思います。
私が助けられたのは愛着の絆と、再構成です。
ふたつ目とみっつ目は、愛着の絆と再構成。
当時の私にとって、
打ち消すでも、耐えるでもないのだということは、
心から腑に落ちていきました。
そうだよね、そうだよねって・・
どうやったって忘れない想いを、
どうしたらいいのかばかり考えていましたから。
グリーフは抱えて生きていってよいのだ、
そんな学びはいのちそのものだったのだと感じます。
そして悼みと痛みを見つめた先に、
大切な人から受け取ったものに気付くことで、
存在からの願いに辿り着くのだと信じているのです。
だからグリーフに想いを寄せて。
そんなふうに生きていく人にエールを送る毎日です。
今日このことを書いたのは、
先日プロフィール写真を撮ったときのこの1枚。
“グリーフが広まりますように”
そんなイメージで撮った写真が、
HPには使えなそうなので・・ここに貼っておこうと思って。
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