ほころぶ時期がやってくる。

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ほころぶって「綻ぶ」と書くのですね。
布などの綻びと蕾や笑みのほころぶは、
違う字を使うのかと思ってました。

意味は❝縫い目や綴じ目が解けること❞
そう考えると同じ表現ですね。

先日こんなメールを頂戴しました。

❝一歩が踏み出せない中、
浅原さんに話を聞いて欲しい、会いたい。
そう思い、メールをします。❞

まだお目に掛かっていない方です。
予想するに私のことは、
HPやブログを通して知ってくださっているのかな。
有難い気持ちでいっぱいです。

私が嬉しかったのは私がそう言われたからでなく、
この❝一歩が踏み出せない中・・❞
という言葉です。

ivyのHPに辿り着いてくださった方は、
ずっと考えて・・躊躇ったり、悩んだりして連絡をくださいますね。

自分だけで乗り越えなくちゃとか、
弱いから駄目なんだとかね。
いらっしゃると皆様そうお話してくださいます。

でもね、大切な人をなくすということは、
普段の悩み事とはまた異なる気がしています。

「乗り越え」ない。

思い出してみれば、
3年以上前に「グリーフケア～はじめの一歩」に来た方が、
こう教えてくださっていた。

何か、進みたい人が来る。

忘れてた訳ではなく、
ずっと胸に残っている言葉だけど・・
きっと私の方が重みは分かってなかったのかもしれない。

自分に花丸、まず一歩。

きっとこんなふうにメールをくださる方は・・
ひとりで抱えたこれまでの闇のような空間や、
守ろうとしていた殻からでようとしていく方だろう。

そして、もうその蕾はほころび出している。
そのときが来たということなのだと思う。

たくさんの迷いも躊躇いも、
必ず心の栄養分になっていく。
だから花丸だよって伝えよう。

巡り会いに心から感謝してお出迎えしようと思う。

これね、うちにある鉢植の一枝です。
昨年咲かなくて、枯れたようだったの。
今年は一気に蕾がついて、びっくり。
内緒だけど・・捨てちゃうとこでした。

そして蕾がほころんできましたよ。
少しずつ少しずつ咲いていくのだと、今は見守り中です。

ゆっくり、ゆっくりね。