そんな日もあるさ。

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そんな日もあるさってことよ。
そう言ったら・・

「気を楽にしてくれて、
ありがとう。」

って返ってきた。

看護師の夜勤バイトでのこと。

夜間はポータブルトイレという、
簡易式のトイレを使う方がいます。
ベッドの横に設置するのです。

で御自分で移動するか、
ナースコールを押してもらう。

その場合は当然動きも不自由なので、
移動も介助が必要なんです。
ナースコールを押すのもなんとかやっとの方もいます。

でね、そのときはタイミング合わなかったのね。
私達からすると大丈夫な範囲なんだけど、
ご本人はやっぱり気にしますよね。

動けなくなってきたこと、
思うようなタイミングより早くて間に合わないとか。

「身体が動かなくて、
　押すのが遅れちゃって・・」
「間に合わなかったの・・」

「ごめんなさいね。」って。

しょんぼりされてました。

そんな日もあるさ、
私達は人間だもの。

心も身体も、体調も、
毎日変化があるのだから。
ダメとかじゃないよ。

伝えたらニッコリされました。

「嬉しい、ありがとう。」

私こそ、素敵な笑顔を受け取りました。
介護や医療では日常のこと。

本来は心も身体も弱っていたら同じだと思うんです。

元気なことはいいことだけど、
気力体力が衰えることだってある。

そんな日もある。

生身の人同志ですから、
そこのところをお互い大事に。

頼るのも、頼られるのも、
大事なことです。

思いやりを注ぎ合う気持ちで、
毎日を過ごしたいものです。