その日の前に~本の紹介
タイトルになっている一篇にいくつかの短編が編み込まれています。
どれも❝その日❞を取り巻くその前やこれからの日、
そして人の姿が描かれた物語です。
私は職業柄なのか、
その日は最期の日なのかと思って購入してしまったのですが。。
❝その日❞はお別れの日だけではなさそうです。
あとになってから気付く、
あとにならなければ分からないことがたくさんある。
(P179より)
続く・終わり
いる・いない
知らない・知る
そんな日を指しているような気がします。
具体的にどんな日なのかは、
読まれる方のためにとっておきましょう。
❝あとになって気付くこと❞
きっとそれが私達の真実なのかもしれません。
私達はどれだけ準備をしても、
どれほどの覚悟をしたとしても、
あとになって思うことがたくさんあるのでしょう。
それでも私は足掻きといわれようが、
❝その日❞を十分感じられるようでいたい。。つらいとしても。
その日がくる前から、
大切な人には目を見て・・出来れば笑顔で、
「ありがとう、出逢ってくれて」
そう言える人生でありたいと思うのです。
それで、ここまでブログで綴っているのでしょうね。
何故ならそれは出逢った方とのいのちの繋がりから、
私が受け取ったことなのだと信じているからです。
でね、とても失礼なことを書いてしまうけど。
私は普段もう、小説とかドラマってあまり見ないんです。
こども達を看取ってきて、
今も人の最期の話やその後の生きる姿の話を伺うとね・・
現実の人の生きる姿の方が浮かび上がるから。
今回何故この本を読んだのかは分からないままですが、
巡り会えて良かったと思っています。
きっとまた必要な人に届いていくのだと。
グリーフケアの波の中で、
私の中で迷ったことにも辿り着きそうな予感がしました。
私が持っているのはこちらの装丁、ジャケ買いともいう。
2016/08/11 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, グリーフブック, 看取り
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