その人の姿を。。
先に生き抜いた人を想うとき、
私達はその人の生き方や功績などいろいろなことを語る。
❝~が好きだったね❞
❝いつも、~だった。❞
大抵は、真実に近いのだと思う。
実のところ、それはその人そのものの姿だろうか。
例えば私の祖父だったら、こう。
「おじいちゃんは、不器用な人。けど優しかったよね。」
「いつもお酒をちびちびしてた。」
孫の私からすると、祖父はそんな姿だった。
それが娘としての、うちの母に掛かると。。
「おばあちゃんにいつも怒られていたよね。」
えー、何か私の想いと違うんだけど。。って。
偲ぶ側の立場や想いで、人の見方は異なるもの。
事実かどうかはまた別の話として、
生き抜いた姿を見てきた人達の中で生きる姿というものがある。
そう、先に生き抜いた人の姿はあとから彩られることもある。
語り継がれる姿とでもいうだろうか?
私達の記憶や想いの中で、生きていく姿。
その方の生きざまは、
生きている間に遺したものだけではない。
見送った人には、
その方の生きていた姿や生きざまを作っていく仕事もある。
結構、責任重大な気もするの。
その浮かび上がる姿が、
また他の人にも伝わっていくから。。
だから、出来事を想いだすとき。。
人への想いを馳せるとき。。
こころはほんわりする方がいいような気がする。
大切な人の生きた姿を認められるように。
そこにグリーフケアの存在もある。
こころがほんわりに至らないときは、
そこに何があるかを一緒に見つめてみませんか?
2015/11/03 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる カウンセリング, グリーフケア, セミナー, 御家族から教えて頂いたこと
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