そのこを想えば・・
医療現場の方から、
質問を頂くこともあります。
正解がない、
または明確でないこと。
患者さんやご家族はもとより、
医療スタッフも惑うことがあります。
看取りの場では特にセンシティブです。
こんな質問を頂きました。
小さな赤ちゃんの看取りに関してですね。
“看取りの時期の親子への寄り添い方についてです。
お家で用意していた衣類を使うとかも、
亡くなった後に両親のためになりますか?
つらくなりますか?”
個別に看れば対応は様々と思いますが、
悪い選択ではないと思うのです。
私の返答はもう少しそこに伝えたかったことを・・
“シンプルに答えれば、
両親のためでなく・・
そのこを想ってのことならば、
想いを紡いでいくひとつになるのだと思います。”
そうお返事しました。
“そうですよね。
・・そうでした。”
と優しい想いが返ってきました。
分かってるのにね、悩むもんね。
先日も書いたことと通じますが・・
この記事ね。
医療現場に行くと、
出来ることを聞かれたり・・
事例を聞きたかったと言われることがあります。
何をするかではないこと、
医療現場に伝えていきたいなと思うのです。
そこにある想いをともにすること。
思えば私も教えてもらったのよ。
昔書いていた記事ですが、
たまにはこちらのサイトから・・
私の師匠
この場面は今でもよく覚えていて。
そのこを想うとき、
関わる人はひとりの人として向き合います。
最期のときを過ごすとき、
真摯な想いをもって接する。
心配だけでなく、怖さでなく、
想いを紡ぐ願いは伝わる。
そのときは例え、
糸のように感じたとしても。
この自分を持ち続けていく。
何よりも、ここです。
私が大事にしていきたいと思っているとこね。
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