ここからの看取りの形は?
このところ予期悲嘆の問い合わせが増えています。
予期悲嘆?と思った方は、
まずこちらの記事からどうぞ。
グリーフは、死別後だけではありません。
と、いつも書きますね。
喪失の反応は、なくして表面化するのではないということ。
大切な人をなくすかもしれない。。
ここからもうグリーフを抱えます。
いつかはやってくると思っても、
人はなかなか心の準備などできないものです。
でも、そのときはやってくる。
きっと予想よりつらい。。
で、お電話をくださるのだと思います。
「看取りと言われたが、こんなにつらいと思わなかった。
どうしたらいいのか、分からない。」
正常な反応でもあり、
現代の人を取り巻くが表面化してきていると感じます。
人を看取ったことのある人が少なくなっているんです。
家庭で老いや看取りをすることが少なくなって、
約40年くらい経ちました。
そして長寿社会になり、
初めて看取る世代の年齢が高くなっています。
人生経験をいろいろしたと思っていたのに、
分からないことに向き合うとき。。どうしたらいいのか不安になります。
核家族化が進み、また人は仕事に追われ。。
身近に相談できる人が見当たらない。
医療者に相談しようと思うが、現場は忙しそう。
患者でもない、自分の気持ちは相談しづらい。
(もちろん、医療のスタッフも聴いてくれますよ。)
それらの理由から、
こんなお問い合わせが増えてきているのだと思います。
ivyには、こんなお便りも届きます。
大切な人と一緒に過ごす大事な時間。
今が大事な時間です。
一緒に見つめていくことで、あなたが穏やかに過ごせるなら。。
それが、大切な人のいい時間にも繋がっていきます。
私はその時間があると信じています。
2015/12/15 | グリーフとの向き合い方, 喪失 グリーフケア, 予期悲嘆, 看取り
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