お別れと最期までの伴走
予期悲嘆という言葉があります。
よかったら覚えておいてください。
あなたの大事な周りの方に必要になることがあるかもしれません。
ということはあなたにとっても大事なことになります。
時期とか症状とかは明確になりません。
病気ではないし、想いはそれぞれだからです。
これまでもあったであろうことが、
そういうものだとならないには社会背景が関与しますね。
最近の医療では早めに余命宣告をすること。
医師と信頼関係がないことがあること。
(病院を転々とするからね。)
看取りをした経験が社会に少ないないこと。
もっと長生きだと誰もが思っていること。
そんな理由から予期悲嘆を抱えきれず、
ご相談にいらっしゃることがあります。
大切な人が余命を宣告される・・
ご家族にとっては真っ暗闇に落ちるように感じます。
それなのに周りのサポートが思うように得られない・・
今日もそんなお話を伺っていました。
医療者も知ってくださるといいのですが・・
まだそこまではいかないようです。
まだというか、医療は急性期に舵を切っていますから・・
看取りやその前のフォローはどうなるのかな?
ご本人やご家族がサポートが得られない、
と書きましたが社会のシステムが変化しています。
年齢の高い方や医療に馴染みのない方にまで、
その情報が伝わることはまだ先のことでしょう。
この隙間にしんどい想いをされる方もいると思います。
どのような形がいいのかまでは分かりませんが、
何かしらの相談場所は必要だろうと感じています。
余命宣告、看取りのご相談を持ち掛けて頂ける・・
私はとても幸せな時間を過ごしているのだと思います。
人生の中で何回ともない大事なときです。
ともに語る時間に心して在りたいと思います。
大事な人に大事なものを遺していきましょうね。
2019/04/07 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 お問い合わせ, カウンセリング, グリーフケア, セミナー, 予期悲嘆, 喪失とともに生きる, 気付く, 看取り, 自分の在り方
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