お別れがあったとして。
お別れすると知っていたら、
私はその人と出逢うことを避けただろうか。
どれほどのしんどさがあるかもと思っても、
私はその人と出逢い・ともに過ごすのだろう。
怖さも抱えながらだとしても・・
たとえ、泣くと知っていても。
悔しさに歯を食いしばっても。
自分の無力さに打ちひしがれるとしても。
哀しみや切なさに押しつぶされそうになっても。
私はその人に出逢う方を選ぶだろう。
人との出逢いは、
それほどの光と可能性に満ちている。
この痛みは誰にも分からない、
そんなふうに感じる日々もある。
その孤独さえ、
出逢いから学んでいたりして。
人の存在がまた浮かび上がっていく。
人の存在の尊さやいのちの輝きに、
どれほど魅了されて生きているのだろう。
その中で私もまた毎日死に近づいていくし、生きている。
それは、あの人を通して・・
私達はいのちと出逢っているから。
だから、いのちへの敬意を忘れない。
いのちが教えてくれている。
これからもまだ見知らぬ人と繋がっていく、
出逢いという領域は別れがあっても変わらない。
お別れがあってでも、
君とまたいつか出逢いたいと思うように。
2016/12/02 | グリーフとの向き合い方, 喪失 お問い合わせ, グリーフケア, 看取り
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