Everything happens for a reason
まだ小児病院で看護師をしている頃、
今日のタイトルにした英語のことわざをよく唱えていました。
❝Everything happens for a reason❞
日本語に訳すと、
「全てのことに意味がある」
きっとねぇ・・
毎日のように出逢う人の胸の痛みに、
どう整頓をつけていいのか分からなかったんだよね。
どれだけ悲しんでも、
不条理だと怒ってみても、
致し方ないと嘆いてみても・・
どうにもならない現実を、
すとんと胸に落とす理由がなかったのだと思います。
このことわざも辛いことを抱えられず、
何かに転じたかったからなのかもしれません。
私はグリーフという概念と、
グリーフケアという世界に出逢い、
あの頃抱えていた想いが腑に落ちたことがあって。
気が付いてみれば以前のように、
何かを思い込んで振り切ろうとはしなくなりました。
それは痛みが少なくなったのでもなく、
こども達が先に逝くことを納得したのでもありません。
ただ・・喪失を見つめ、
いのちに触れたということ。
そこからの出逢いに助けられたことも事実です。
人の出逢いは天文学的な確率と言われます。
計算方法によって異なるのでしょうが、
ひとりとの出逢いは数十万分の1と言われています。
明日もまたたくさんの方に、
グリーフについて伝えるお時間を頂きます。
出逢いは縁って御縁となり、
そこから何かが生まれゆくものと信じています。
全てのことには意味が付いているのか、
生きている間に正解が分からないのかもしれない。
ivyで取り組んでいる事に意味があるのかも。
それでも出逢う方々とともに、
意味を付加していくことや創造していくこと。
いのちへの敬意を表現すること、
これが有限の時間に取り組むことかな。
そんなふうにこのことわざを今は捉えています。
どこかでお目にかかりましょう。
御縁を紡いでくださった方々への感謝と、
同じいのちの時間を紡ぐ出逢いに心からの敬意を。
この記事にも出逢ってくださり、
ありがとうございます。
2017/10/27 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
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