does it work
“それは何かになる”とか“何かに作用する”という意味かな。
カウンセリングの勉強で習ったこと。
英語としては、疑問文だからちょっと違うかもしれない。
講義をした先生の方が英語はできるから、
私がどこかの間を聞き逃しているかもしれないのですが。
けど、先生が伝えたかったことは分かったつもり。
理解したことの観点からもうすこし亜流の訳をするとすれば、
“それはいつかその人の何かになる”としよう。
(英語の得意な方は今度こっそり教えてね。)
ひとつの事柄をそのときだけの結果でみると、
なにも得ることがなかったように思えることがある。
効果というだけでなくて、
例えば後悔とか嫌な事とかも同様なんだけど。
今の結果や心境が、
そのことが後に繋がる一手になっていったりする。
ずぅっと先かもしれないのだけど。
グリーフなどまさにその通りで。。
例えば・・
私のやっているグリーフカウンセリングなど、
一度ばかし受けて頂いても「あー、解決」とはならない。
だって、一番の望みは叶わない。
大切な人は帰ってはこない。
だけど今の時点では、
そのことを見つめてみようと思った気持ちや
誰かに話してみようと行動したことが重要だったりして。
それは確実にその人にとっては大きな出来事。
もしかしたら、
初めて踏み出した一歩かもしれない。
人によっては、
いろんな場所を渡り歩いた中のひとつかもしれない。
カウンセリングなどは点であって、
すぐには線には繋がっていかない。
私がその人の全てを知ることはないだろうし、
先に生き抜いた人との人生をみてきたのでもない。
その人に一生関われることも極まれだろう。
しかし、そうやって
紡いだ人生の中の点はいつか繋がっていく。
その人の人生の主役はその人であって、
私はその人生の脇役として点のひとつ。
私がどうこうでなくて、
その人の人生の中で今がどう作用していくかが大事なんだ。
そして、それは周囲の人にも同様だろう。
私はそれを確かめられることはないだろう。
けれども、
いつか何かに繋がることを信じて。
其々の人が目の前の人に向き合うとき、
それはいつか何かに作用する。
その人らしい人生の中のひとつとして。
先に生き抜いた人から受け取ったものとして。
その作用を信じて。
受け取った素晴らしい点であると信じていたい。
繋ぐ、繋げる。人も想いも。
先に生き抜いた人も一緒に。
このことが多くの人に伝わっていったら嬉しい。
2016/08/01 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
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