2016年6月　看取りケア合宿　ご感想2

Tweet

Pocket

看護師さんのご感想は患者さん達への想いが、
至るところに散りばめられているんです。

看取りケアの合宿では、
その想いの輝きをたくさん拾った気持ちです。

30代　女性　看護師さん
この方は（詳細は避けますが）、
緊急の現場にずっと勤務されている方です。

一瞬、一秒の判断の遅れや、
もし自分がミスをしたり、看護が遅れたらいのちに直結する。
そんな現場です。
私もかつて、そんな現場にいましたね。
2016年6月　看取りケア合宿　ご感想1

先にご紹介した方とはまた違った現場で、
いのちを見つめている方です。

ものすごい凝縮した緊張感がまとわりつく、
しかもスピードが求められるそれが通常である世界。

このいのちは患者さんのものなのに、
医療者が担っている責任の大きさをより感じるものです。

自分の一挙手一投足が何か起こしたら・・
そんな想いにさえ駆られます。
その現場で身体を、思考を、感情を素早く動かしていくには、
相当の経験と勉強が必要だったと思います。

その中でいのちを見つめる想いを、教えてくださいました。

緊急のとき、間に合うように、
いや間に合わせるように行動して・・
ときには助からないと分かっていても、
処置は必要でことがあって。。なんだろう。。
答えがでないことがある。

自分の行動や想いはこれでいいのかと。

患者さんは意識がなかったり、覚えてなかったり、
分かりやすいコミュニケーションは少ないけれど。
ある意味、すごく患者さんのいのちと密な場所にいるんだと感じる。

その中で看護ってなんだろうって。

時間がない中で、同僚と共有したり、振り返る場がない。
次の処置をまた無事に迎えるため、
こころのどこかに引っかかっている想いを隠して。
終わって思い返すけど、きちんと向き合えない。

また次に向かうため、その日のうちに整頓しなきゃならないって。
そんな先輩たちを見て、後輩たちがどう感じるだろうとも思う。

病院はエビデンスが必要。
でも、人のこころはそれぞれで。。
そこにある看護ってなんだろう。
答えがないを理由にして、過ぎてしまうときがある。

丁寧に丁寧に言葉を選びながら、話して下さいました。

終了後にはこんなことを記述してくださいました。
↓

一泊二日のセミナー、あっという間に終わってしまいました。
浅原さんのセミナーを受けた後は
いつも色々考えてしまってヘトヘトになることもありますが、
今回も新しいことを学べたなぁと。
色々考えたのは同じなのに、どうしてでしょう？
最後に話していた“今までじゃなくて、これから”という言葉。
明日から私に対する課題であり、楽しみであり、
そこから変化へと繋がって行けたら良いなと思います。

二日間ありがとうございました。
今回も浅原さんから色々なことを受け取りました。
海の音を聞きながら想いを馳せるのは、
いろんな意味でぜいたくな時間でした。
学びと癒しの場をありがとうございました。

そうね、いつもいっぱい想いを抱えてきてくれるから。
ヘトヘトになることもあったよね。
今回はね、内容も違ったこともあるけど。
❝これからへの❞自分をより強く感じたからだと思うな。

今までの経験、想いがこれからのケアに変わっていく。
新しいことを覚えたのではなく、
自分がもう持っていることを成長で変容させていく。
そんな受け止めができたからではないでしょうか。

今までの自分だけでなく、
ここからの自分も一緒に創っていくと知ったのだと思うよ。

未来のあなたもずっと応援しているからね。

TS3U1480