10月・雲の上の天使

Tweet

Pocket

記念日反応の話を久しぶりに。

私にとって秋は、ずっと長い間特別な季節だった。

記念日反応についてはこちらを。

記念日反応

反応は弱まっても、
大事な日であることは変わらない。

その日は大事な日。

数年前に手放したと思ったつもりが、
この10月は飛行機に乗って昔の感覚を大事に思えて。

日常にいるのがしんどく、旅行と称して逃避していたこの時期。

空の雲の上で、もしや会えるのではと本気で思っていた。
飛行機に乗っては、雲の上をずっと探していた。

あの頃隣の席になった方は、気を使われただろう・・
なにせ外を見てずっと泣いているのだから。
（勿論こそこそ泣いたけど、きっとバレていたし）

天使のママへ

ずっと私の想いに縛り付けていたあのこに、
もういいよ、自由に遊んでおいで・・
そう言えたのはほんの4年前。

折り合いというよりも、
あのことも喪失とも和解したんだと思えた。

そう言えた自分も好きだった。

長く掛かっての赦して、
赦された感情が湧いた初めての日だった。

それがあったから、ivyもあるようなもんだし。
まぁ、今でも好き。

今年見た秋の雲の上には何も現れないだろうと思ったけど、
きっとどこかには天使はいるのかもしれない。

以前より空がもっと広く感じられるようになっていた。

この10数年が流れていくようで不思議な気持ちだった。

涙で視界が歪まないのは少し寂しい気もしたけれど、
それでもとても美しい景色だった。