見守りという世界観
大切な人をなくした後、
関係性はその後も継続していきます。
それは立場や愛着関係というものだけでなく、
「見守ってくれている」という感覚です。
この感覚を持たれる方は、
数値化こそ出来ませんが案外多いものです。
ivyにいらっしゃる方でも、
よくこの話題はお話しにでてきます。
「娘が近くで教えてくれる気がする。」
「あのこが導いてくれているのだと思う。」
こういった感覚を、
これまでの生活の中で捉えてこない方も多いですね。
カウンセリングにいらして、
「不思議な事が起こるんです・・」
こんなお話の始まりも多くあります。
“案外多くあり、お話によくでてきます”
と私が答えると・・
「やっぱり・・」と受け止められる方ばかりです。
切実な死別体験のない方には、
思い込みのようにも言われます。
私はそこはいいではないかと思うのよ。
グリーフケアは、
科学的な研究をしているのではないのですから。
真実かどうかは生身の私にも計りしれませんし、
突き止める気もありません。
大事なのは、
大切な人との関係が死後も継続していること。
その方が受け取るものがあること。
個人的に言えば、
私は信じていますけどね。
だって・・
繋がっているなら嬉しいし。
この世には科学だけで説明出来ないことがありますもの。
あの人の生きるに呼応する。
それを私のいのちが嬉しいという。
それだけでもいいかなって、
そう今は感じているのです。
見守ってくれて、どうもありがとう。
2017/12/04 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
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