自立と依存
このふたつは対極の言葉として扱われている。
そして、自立が出来ないことが依存という位置づけになっている。
対極と言うか、二者択一の方が近いだろうか。。
人生においても、同様に捉えられている。
自立の生活が出来なくなったら、依存している。。というように。
自立ですか?人のお世話になりますか?
という、切ない問いが現れてきている気持ちになる。
だから、自立できていない=人の世話になるということが
まるで人として好ましくないように感じるのではないだろうか。
確かにいつまでも自立していられたらいいけれど、
人間の肉体はいつまでも御達者なばかりではない。
老化だけでなく、病気や怪我などでも人の手を借りることもあるし
精神的に人の助けを必要とする時もあるだろう。
自立とは人として生きていれば、
本来ずっとしているのではないかな?
自分の意思を主張したり、
行動の選択をしたりする。
全て依存しているということはない。
例えそれが人の助けを必要としても、
それでその方が最期の瞬間までよく生きるという選択をする。
それも自立のひとつと考えていきたい。
そうして、その方の尊厳の尊重をすることを大切にしたい。
2015/04/27 | グリーフ, 喪失 グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと
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