自殺のポストベンションー本の紹介
大事なご紹介です。こころがざわつく方は飛ばしてください。
それでも、この言葉を知って欲しいのです。
当事者にではありません。会社を経営している方、人事や社労士さんなどにです。
自死は一時期の三万人を下回りましたが、
それは予測されていたことでした。
団塊の世代が定年等で一線を退くことで、
総数は減少すると考えられていました。
報道が減っているので、気が付きにくいと思います。
交通事故のニュースは毎日目にしますよね。
自死はその約4倍、どれだけ多いか想像してください。
そう思うと印象は変わりますか?
どこかで止められるのであれば、なにか手はないだろうか。
叶わない願いかもしれないけど、
私は誰かが手を伸ばして救いになったらいいと思っています。
そして、今は若年層の死因の一位です。
思春期から青年期の若者が自らいのちを絶つ。。
死因の数には、未遂は含まれません。
正確な数の把握は難しいながら、未遂者は10倍はいると言われています。
(もっと潜在数はいるという推測もあります。)
今も社会問題であることは変わっていません。
事象の背景の説明を聞いてくださり、ありがとうございます。
今日知って欲しいのは、
❝ポストベンション❞という言葉です。
今、国で取り組んでいるのはプリベンションとインターベンションです。
プリベンションは、自殺予防です。
インターベンションは、まさに起きてしまったときの救命です。
ポストベンションは、事後対応とこの本では訳されています。
詳細は、本書9ページをご参照ください。
自死が起きたあとの周囲の人々のアフターケアが何もされていないのです。
ご家族だけではありません。
友人、会社の同僚など大きく関わっていた人々です。
不幸にして、自死が起こってしまった後。。
残された人々に適切なこころのケアが必要なんです。
こころの傷を最小限にするために。
最小限といっても、楽になる訳ではないかもしれません。
それでも、会社や家族に言えない気持ちを話すとか。
なかったことにして、苦しみを抱え込まないことが大切です。
何故、拡がらないのか。。重要視されていないから。
出来る人が少ないから。なかったことにされているから。。理由はたくさんあります。
東京では少しあるのかもしれない。
でも地方ではきっと0に近い。
これには遺族がいくら訴えても、足りないんです。
経営者の方、人事に関わる方、
社労士さんのような社内のメンタル面に気を配れる方の理解が重要になります。
覚えておいて欲しいんです。
こころのケアという事後対応が大事ということだけでも今はいいです。
そして。。何かあったら、声を掛けてください。
どこかへ繋げてください。
その行動は、
その会社の未来と社員さんやご家族のその後のこころに続いていくのです。
私も自分が出来ることは全力でやろうと思います。
真剣な記事を最後まで読んでくれてありがとう。
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