繋がる場
「誰かと繋がる場があるから、今までもこれからも寂しくなく生きていけるのだと思います。」
小さな赤ちゃんをなくしたお母様から
頂いたメールに、そう書いてありました。
看護師だったときにご縁があり、私が担当でもなかったのに。。
何故かずっとお付き合いのあるお母様です。
私がこのお仕事をすると決意して、ご挨拶に伺ったお一人です。
お墓に手を合わせに行きたいとお願いして。。初めてお墓に伺いました。
「浅原さん、あのこはもうお空でランドセル背負っているんですよ。
私達を見て、いろいろ言ってますよ。。きっと。」
「本当は喋ったことはないのだけどね、不思議ですね。」
そんなふうにお話してくれました。
私がグリーフケアと出会い、数年時間が経過していました。
その間、このお母様は自力で本を読み
(こんな本ありますよとか、メールしてたりしました。)
県外の小さい赤ちゃんをなくした方へのボランティア団体を見つけ
そこのお手伝いをして。。
苦しい、苦しい時間。御自身でグリーフケアをされていました。
今も行けるときだけ、またはご自宅で
その団体のお手伝いをされているそうです。
そこを「誰かと繋がる場」という表現をされています。
誰かと繋がる場。。
それは、ただ寂しさを紛らわすとか
一人じゃ寂しいからとかそういうことでないのでしょうね。
繋がれる人がいる場所。
しんどくても、切なくても、それを共に抱えて
ときに泣き、少し笑う時間、安心できる場所。
そんなところをいうのかもしれません。
そんな場所が人には必要なのかも知れない。
ivyも私も、そんな場所になれたらいいね。
この夏、この赤ちゃんにまた手を合わせに行ってきます。
教えてもらったこと、この1年で沢山の人に聞いてもらったんだよって。
まだまだ、頑張るよって。
きっと、この記事で分かりやすく❝赤ちゃん❞って書いたこと、
「もうお姉ちゃんになったんだからねっ」
って声が聞こえそうな気がします。
2014/07/04 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと
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