祖母の味

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今年の冬、祖母を見送りました。
大往生だったから、ほとんど誰にも言ってないのだけど。

この春に、蕗がでてきた頃。
さみしいなって改めて感じました。

小さい頃は蕗って苦手で。。
祖母が煮てくれても、
美味しいよって言われても、
私は手をつけたことがありませんでした。

大人になってからは大好きになったけど、
その頃にはもう祖母は料理をしなくなっていたんですよね。

この春、きゃらぶきを食べた時
あぁ、もう私にはおばあちゃんの味は分からないのだなぁ。。
なんて当たり前のことを再認識しました。

先に生き抜いた大切な人を想うとき、
私達の身体は正直ですね。
いろいろな感覚が総動員されるようです。

以前の講演でも自分でお話しているのにね。

2014年2月25日　大切な人を思い出す時間～フルートの調べとともに

2014年2月25日　五感で偲ぶ～御感想

この偲ぶ想いは、
寂しさだけでない様々な感覚として。。
私の人生のお供になってくれることでしょう。

今日も久しぶりに白和えを作ったら、
また祖母のことをほんわりと思い出しました。