泣くは、喪の作業でもある。
泣くことは、
いつの間にかマイナスと言われるようになったけど。
身体に必要だから備わっている機能でもある。
考えなくても、人は泣く。涙は自然に湧き出てくる。
今日考え事をしていたら、
私は今までどうして涙がでるかと思ったことがないと気が付いて。
涙は感情が高まったらでるものだと思っていたので、
さして不思議にも思っていなかったな。
生理学に、目の保護とか免疫機能とかの働きは分かる。
それでも感情と連動するのは何故だろうと。
どうも調べると、副交感神経の働きらしく。
(ここを説明すると長くなるので、検索してね。)
不快と思われる感情をもったときの交感神経の働きを緩和させるらしい。
交感神経の働きを、副交感神経優位にするものが涙みたい。
人間の身体はとてもよく出来ている。
どうも涙は❝快❞らしい。
ここで❝快❞としたのは、
泣くことが快いことという単純な意味でなくて。
あくまで、涙にフォーカスをしていると思ってね。
大事な働きをしているらしい。
だから、大切な人をなくしたときに泣くことも必要なのです。
グリーフに関連しても、喪の作業と表現されます。
フロイトは、モーニングワークとつけました。
最近はあまり使わず、
グリーフワークという言葉の方が多いかな。
間もないときは、泣けないこともありますね。
涙が溢れて、止まらないこともある。
そんな苦しいときにも身体は反応しているらしい。
泣いて、泣いて、
涙が身体のバランスを取ろうとしている。
正常な反応なんですね。
泣くことは、喪の作業でもあるんだよね。
あの人を想って、泣くということ。
涙が教えてくれることもある。
自分のペースもある。
それでも、
ひとりで泣くのがつらくなる方もいるでしょう。
それは、サインかもしれません。
誰かの手を取ってね。
話を聞いてもらってね。
そんな時期がきたよというサイン。
いつでもおいで。
2016/07/29 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる カウンセリング, グリーフケア, 気付く
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