気付いたら止まれないのだ。
タイトルは学生の発表の中の言葉です。
後期は週に一度静岡大学での講義があります。
グリーフケアでなく、
死生学を通してグリーフのことも伝えています。
先週も少し触れましたね。
フレッシュな感性と言葉で、
が、読みこまれている様子が伝わるかな。
記事を読んで頂いてお気づきのように、
学生たちの気付きは素晴らしいものがあります。
第1章の回でも響く言葉がたくさんありました。
また予期悲嘆を知って、
着目してくれたことも良かったなぁと。
(予期悲嘆に関しては、以前の記事をご参照ください。)
自らの体験を振り返り、
死別の前に感じていたのは予期悲嘆だったのだ・・
と語ってくれた人もいました。
喪失で大切な存在とまた気付く。
そこからの気づきの重要性を感じた。
そして、人は気付いたら止まれないのだと思った。
この言葉がね、
私は胸に深く残っていますね。
グリーフを抱えて、つらいからでもなく・・
寂しいからでもなく・・
人は知りたくなることがあるのかもしれません。
気付きという機会を得て、得るものもあり。
喪失とともに生きるという再スタートを踏み出すのでしょう。
それは生きる衝動を突き動かされていくんだろう。
だから止まれない。
そして、私がそれを信じられる理由はね。
以前書いたこの記事に近いかな。
人は喪失から受け取って、
また生きていくことを信じているから。
ひとりひとりと話す時間がなくて、
ブログではどうしても私の捉え方になりますが。
この講義を経て私もまた学び直していく気がしています。
この回は写真がないなぁ・・
私が必死で書いた板書です。
恥ずかしながら、講義の雰囲気だけでも伝われば。
2016/10/31 | グリーフとの向き合い方, 喪失 グリーフケア, 喪失とともに生きる, 気付く
関連記事
-
2022年 夏至の余白
日常の中にある大切なこと、 人生には気が付くタイミングがあります。 ...
-
2021年10月 グリーフケア~はじめの一歩 ご感想
ブログを毎日にしなくなって、 めっきりご感想等も遅れてしまいすみませ...
-
2021年12月10日 インナーチャイルド・ワークショップ
年2回の機会、ワークショップのご案内です。 インナーチャイルド・ワー...
新着記事
-
2022年 夏至の余白
日常の中にある大切なこと、 人生には気が付くタイミングがあります。 ...
-
2021年10月 グリーフケア~はじめの一歩 ご感想
ブログを毎日にしなくなって、 めっきりご感想等も遅れてしまいすみませ...
PREV : 寂しさの定義
NEXT : 10月・雲の上の天使