橋を架ける人
ヘアドネーションをしました。
髪を寄付しただけですが、
いろいろ気が付いたことがありました。
今日の記事は、
そのうちのひとつです。
髪を提供したのは私ですが、
その髪をドネーションできるよう切ってくれるのは美容師さん。
そしてカツラにしてくれる団体に送ってくれる。
送料は美容室が負担してくれるのです。
カツラを作ってくれる人、
届けられるような手続きをしてくれる人。
ドナー側だけでもたくさんの人に、
私の髪は手渡されていきます。
きっと患児側にも繋いでくれる方が、
たくさんいることと予測されます。
私の髪を切ってくれた美容師さんに、
なにゆえに協力しようと思ったのですか?
と聞いてみたのです。
「静岡に戻ってくる前に働いていた美容室で、
先輩にこんな話をされたんです。」
とこんな話をしてくださいました。
“君はどんな美容師になりたい?”
“俺はね、
アフリカとかまだ交通とか整ってない国で、
こども達が何日も掛けて歩いて学校にきたりする。
橋がなくて川を渡れなかったりする。
俺はそういうところに橋を架けられるような美容師になりたい”
そう話されたのだそうです。
「その話を聞いたとき、
何故だかグッときたんですよ・・
でドネーションのことは知っていたので、
自分にも出来ることだからやろうと。」
私もグッと胸に熱いものが込み上げました。
懸け橋という言葉があります。
比喩的に使われることが多いですね。
(因みに“架橋”と書く場合は、橋のことらしい。)
比喩的に使われる場合は、
なにかとなにかを繋ぐ役割を果たすものという意味です。
世の中になにかを必要としている人はたくさんいます。
世界にはモノもコトもたくさんあります。
でも必要なところに必要なモノがなかったり、
まだまだ届いていなかったりします。
これを繋ぐのは人です。
繋ぐ役割を果たすのは、
そこにある人の想いなのですよね。
この想いのひとつは小さく見えても、
ひとりひとりが橋を作る人になっていけば・・
願いは届くし、現実は創られていくのだと信じています。
橋を架けるのは人。
橋を架ける人でいる。
想いを胸に刻んで、
ここからまた軽くなった頭で考えていこうと思います。
誰もがいのちの輝きを存分に発揮して、
自分の人生を生き抜くように。
そんなお互いの想いを、
お互いが大事にしていけるように。
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